リハビリ施設と看護職のやりがい

リハビリ看護のやりがいは、やはり患者さんが元の能力を徐々に取り戻していく過程に直接携われることでしょう。入院時には症状が重くなっていても、退院時には軽やかに退院していたりと、看護師としてサポートした結果が目に見えて分かります。

また、看護師の中でも特に「考える」機会の多い職場でもあります。どのようなリハビリコースを立てていけばよいのか、看護師としてどう家族をサポートすればよいのか、患者さんごとに毎回事情が異なるからこそ考える機会も自然と多くなります。患者さんがリハビリを完遂した時に現れるその成果は、ある種の達成感となって現れるでしょう。最初は右も左も分からない状態でも、徐々にリハビリを通して自分自身が成長している実感を味わえるはずです。

その他のやりがいとしては、一人一人の患者さんと接する機会、時間が長いことが挙げられます。ただリハビリ途中にサポートするのではなく、精神的な負担を軽減してあげたり、社会復帰できるよう回復の手助けをしてあげることがリハビリ看護師の役目です。つい後ろ向きになりがちなリハビリという過程の中で、その人がもう一度不自由なく生活するための手助けを一番近い所で見てあげられること、この事自体にやりがいを感じている看護師は多いのです。

もちろん、メンタルケアも時には必要になるため、看護師自信が勉強する必要がありますが、学んだことをすぐ現場で生かせられるという魅力もあるでしょう。