リハビリ看護に向いている人

何といっても、リハビリ看護にはコミュニケーション能力が求められます。患者はさまざまな不安や悩みを抱えながら、リハビリに励んでいることが多いからです。そのため、看護師はいかに相手との距離感を詰められるかが、リハビリに励む患者の不安や不安を取り除くポイントとなってくるでしょう。また、それをナチュラルに行える人は、リハビリ看護の適性を持っているといえます。リハビリ看護は看護師の仕事の中でも特に患者と接する機会が多く、一緒にリハビリの計画も考えていくのです。

他にも、自分で計画を立てられる人はリハビリに向いているでしょう。ただリハビリ中の患者をサポートするだけでなく、どのような計画に沿ってリハビリを続けていくかを検討することも看護師の役目だからです。さらに、過去の自分の経験と照らし合わせられる人にも向いているといえます。たとえば、過去にスポーツ経験があってスポーツリハビリに従事するのであれば、より患者に親身になってリハビリ内容を考えられるでしょう。高齢者へのサポート経験があるなら、高齢者向けのリハビリ施設で活躍できるはずです。

そして、患者のモチベーションアップに対する自信を持っている人も、リハビリ看護での適性があります。患者がいかに不満を持たずリハビリできるかが、やる気を保つコツです。そこで相手の趣味を把握したり、やりたいことを理解したりする能力に優れている人は活躍しやすいでしょう。これは勉強では身につかない能力なので、より適性が分かれやすいといえます。